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インタビュー ライアーソフト

[エロゲインタビュー]23年、42作目。ライアーソフト『エヴァ―メイデン』インタビュー!

|23年、42作目。ライアーソフト『エヴァ―メイデン』インタビュー!

2022年2月25日に発売したライアーソフトの『エヴァーメイデン』についてインタビューをお届けします。「厳格な女子寮を舞台にした百合ゲーを作りたい」という数年越しの構想が結実した本作や、23年にわたって個性のある尖ったエロゲを作り42本目を世に出したライアーソフトについてご覧ください、

エヴァーメイデン Story

舞台は霧といばらで外部と隔された学園 「プエラリウム」
厳しい規律に守られた園には 絶えず張りつめた空気がち れのない時間が流れていた
しかしある朝 門の前に倒れている少女が発見される
この門はいつもざされていて 限られた機会にしか開かないはずなのに
警戒の視線の中 問われるがままに 少女は名乗った

アルエット

その瞬間 びつき沈黙を保っていた時計塔の鐘が とてつもない大音声でり響いた
「時計塔の鐘が鳴り響く時、この学園に遠からぬが訪れる」
噂話がほのめかす通り それはプエラリウムにおける 悪夢じみた長い混乱のはじまりだった
その後 紆余曲折を経てプエラリウムの生徒となったアルエットは 夜間外出禁止のして 自室から外に出てしまう
そこで見たのは 界と化した学園と 殺意を帯びてうろつく

そして それらを決然と迎えつ ある少女の姿だった

■開発について

●はじめまして。ブランドの自己紹介をお願いします。

海原:はじめまして。「Liar-soft」の海原望と申します。
Liar-softのデビュー作は1999年発売ですので、2022年で創業23年を迎えます。
本作「エヴァーメイデン」は42作目の作品となります。

●『エヴァ―メイデン』開発のきっかけを教えてください。

海原:私が数年前から「厳格な女子寮を舞台にした百合ゲーを作りたい」と零していたのを、Liar-soft内の企画会議で拾ってもらった形です。
弊社はこれまでにも「サフィズムの舷窓」「屋上の百合霊さん」といった百合作品を生みだし、ありがたいことにいずれもご好評をいただいております。そういった名作の後進に恥じない作品を目指して、開発に踏み切りました。
そして、妖しくも美しい絵作りが必須である本作に、誰よりも相応しい方として、大石さんにお声掛けしました。ご快諾いただけて、本当に嬉しかったです。

大石:少なくとも「フェアリーテイル・レクイエム」の頃から「学園百合ゲーを作りたい!」と海原先生からお聞きしていました。ライアーソフトさんの「サフィズムの舷窓」の大ファンだったので百合ゲーへの憧れもあり、もし自分が絵を描かせてもらえるならどんな感じにしようかなとか怖い絵とかミニキャラだけでも携われたらいいなとかずっと考えてきました。満を持して海原先生から今作へのお誘いがあった時は「待ってたー!」と言う気持ちと、海原先生が温めていたお話を形にする機会がやってきて良かった!というおめでたい気持ちでした。

●開発メンバーは『フェアリーテイル』『徒花異譚』などのメンバーですね。かなり長い付き合いなのでは?

海原:原画の大石竜子さんには「Forest(2004)」からご尽力いただいておりまして、弊社との付き合いはかなりの長きに渡ります。
また私個人としても、シナリオライターに転向する前はグラフィッカーとして、大石さんとやり取りさせていただく機会がありました。
ライター・原画家としては、「フェアリーテイル・レクイエム」で組んだのがきっかけです。

ホラーやミステリーなど、趣味嗜好に似たところがありまして、作品を離れたところでも楽しくお話しさせていただくことが多いです。
音楽関係も、主題歌はBlueberry yogurtさん、楽曲はさっぽろももこさん、松本慎一郎さん、内山利彦さんと、今までお世話になった方々ばかりです。
様々な方向性のゲームを出してきた弊社ですが、毎回世界観に寄り添った素晴らしい楽曲をいただけるので、安心してお任せできました。

大石:「行殺・新選組」中心のライアーソフトさんオンリーイベントで私が同人誌を出していまして、その時にスタッフさんに絵を見ていただいたりお話した事がきっかけで「Forest」の原画に抜擢して頂きました。ライアーソフトさんとその頃から応援して下さっている方々には長い間私の成長を見守って下さってとても嬉しく思っています。

そんな中で海原先生とお話をする機会があり、もし作品をご一緒する事があれば親切にして頂いた感謝を込めて頑張ろうと心に誓っていました。上でもおっしゃって下さったように趣味嗜好が似ていてマニアックな例えでも通じるので楽しくお話させていただいております。
音楽関係や声優さんも以前から個人的にもファンなのでいつもイメージが増幅されてテンションが上がります。

●一番力を入れたところを教えてください。

海原:私にとっては、少女たちの心理描写です。本作は、愛憎ドラマと並行して、謎多き世界観の解明がなされていく構成になっていますが、ミクロな要素である心の揺れ動きを汲み取っていただけるよう、丁寧に描いたつもりです。

大石:海原先生の頭の中にある世界を形にする事でしょうか。美術館や博物館に一緒に行ったりおすすめの本の感想などからどんな感じが琴線に触れるのかなとか。キャラクターの造形や色についてもその場で意見をお聞きして細かく調整しました。私の絵は本来線が太いのですが、少女達の繊細な心のひだを表現できるよう可能な限り細くしています。等身もロングスカートに合うよう高めに設定しました。

■内容について

●開発チームの皆さんのお気に入りのキャラクターについて教えてください。

海原:作者としては全員お気に入りですが、特にアヴェルラが好きです。抑圧的だったり、言葉足らずだったり、何かと寡黙なキャラクターが多い中、胸に浮かんだままの感情を苛烈な言い回しで吐くアヴェルラは、書いていて楽しかったです。

大石:私も特にアヴェルラが好きです!複雑な内面を秘めた美しい人ですね。ただ、ゴージャスさを追求したデザインな為、描くのに時間が掛かりまくって涙目でした。夢の中でも縦ロールを描いていて起きたらペンを握っていたほどです。

●パヴォーネさんマイペースかわいい。

海原:ありがとうございます! 息苦しい環境にもかかわらず、自分のペースを見失わずにおっとりのんびり生きている、あの存在感は救いですね。冒頭においては、マコーとのやり取りもコメディ寄りで可愛らしく、他愛なさが逆に印象深いと思います。

大石:一番の美形だけど奔放との事で表情が動くと口が大きめになる感じにしたのですが、野月さんの声にそれがベストマッチしていてマイペース可愛さがマシマシになったと思います。

■今後について

●コラボカフェも開催されますね

海原:はい。大石竜子さんと私が組んだ3作品の合同コラボカフェです。「カフェ・プエラリウム」と題しまして、3/5~3/21まで開催いたします。
「エヴァーメイデン」をプレイして気に入ってくださった方には、是非訪れていただきたいなと思います。
お料理は見た目に美しいのにしっかり美味しく、本編に登場した「プエラリウムの食卓」の再現もあります。
おまけのポストカードから、書き下ろしのショートストーリーもお読みいただけます。
展示も充実していて、本編内のアイテムの再現や、大石さん手ずからなされた素敵な装飾など、見所満載です。
グッズも色々とありますので、是非お越しください!

大石:コラボカフェなんて夢のようです!とても雰囲気のあるお店で心がときめきました。永久に装飾をし続けていたい心持ちです。海原先生がめちゃくちゃ頑張って準備されていましたので、ぜひ皆様に足を運んでいただきたいです。特に「徒花異譚」の御伽草子やお薬の袋は必見ですよ。

●『エヴァ―メイデン』の今後の予定について教えてください(グッズ展開やイベント出展など)

海原:コラボカフェ終了後、在庫があれば、グッズを通販させていただこうと思っています。現在、その他の予定は未定です。

大石:なにかあるといいですね!ぜひご意見やご感想等を書いてライアーソフトさんを応援して下さいね。

●このインタビューをご覧の皆さまに一言お願いします。

海原:お読みいただきましてありがとうございました! 人を選ぶメーカーと言われつづけた弊社の42作目も、やっぱり人を選ぶ感じの作品でした。お手に取ってくださった方にとって、楽しめる一作であれば嬉しいです。

大石:ここまで読んでいただきありがとうございます!新作「エヴァーメイデン」を遊んでいただいた方々とギュッと握手をしたい気持ちでいっぱいです。これからも頑張りますので応援して頂けると嬉しいです。

●ありがとうございました

 

 

|ライアーソフトとは?

20年を超える老舗ブランド。他ブランドでは見られない独特の企画や独創的な世界を描いた作品を数多く発表し根強いファンが多い。
このブランドの代表作を挙げるのは難しいが、『フェアリーテイル・レクイエム』『赫炎のインガノック』『腐り姫』あたりか。今もファンクラブがある。2000年代はファンクラブを運営しているブランドは多くかったが、今も続いているのは珍しい。

新作『エヴァーメイデン~堕落の園の乙女たち~』を開発中

|公式サイト

ライアーソフト ページ


|ライアーソフト 過去作