75インチのモニターで楽しむ『女装百合学園』～開発者と共にプレイレポ～

|75インチのモニターで開発者と共に楽しむ『女装百合学園』レポート

の～すとらいくは、『女装百合畑』を2024年6月10日にSteamで発売しました。

ディレクションを行った西田氏については、過去にインタビューも行い思い描く女装の世界、価値観を掲載したこともあり今作の魅力を伝えるのにはどうすればよいか。

編集部は苦悩しました。女装をどのように伝え世に発信すべきか。

「ここはあの男の出番か……」

編集部は一路、開発者の西田氏とパブリッシャーに会いに向かいました。

「ここがあの男のハウスね」

そして、パブリッシャー全面協力のもと、75インチの大画面を前に西田氏の解説を受けながら本作を読み進めることとしました。なお、範囲は体験版の箇所のみとしており製品版の楽しみを損なわないようにしています。

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|いざ、大モニターでプレイ！

『女装百合畑』のタイトル画面手前の人影と比べてくださいこの巨大さ。私は驚きました。エロゲのヒロインは抱き枕カバーを除けばこんなに大きく表示されることはないでしょう。

技術の向上によってまた新しい体験ができるのだと感動しました。そんな感動している編集部の隣に西田氏が座り本作の解説をいただく企画は始まりました。

|キャラをどのように作っていったか

本作の冒頭から活躍してくれる志津香先生は、開発の後期に追加した入れたキャラクターだと西田氏は言い、その役割はいわゆる狂言回しだとのこと。つまり、志津香先生はこの女装をするお嬢様学園とその人々の生きざまについて解説し、女装が必須の学園に通ったことが無い我々ユーザーがこの学園に身も心も入り込めるようにしてくれる貴重な存在なのです。なお、女装必須の学園に通っていた方についてはご苦労も多かったことと思いますが、進路選択はもう少し慎重にされた方が良いかと思います。

|75インチで眺める女装の魅力

改めて75インチの大モニターで4Kともなると、雄嬢様たちの細かなところまで眺めることができ、彼女たちの唇の艶やかさや髪の質感までも感じることができました。特にE-moteによってうごく唇が何か扇情的なもののように思えました。皆さんも自身のエロゲ部屋に巨大モニタ―を持ち込んでみてはいかがでしょうか。

編集部は西田氏に人気のキャラについて聞くと、特に人気を博しているのは明日香先輩だとのことです。彼女は敵でありながら時に味方にもなるためこの仁義なき女装学園抗争において重要な位置を占めています。なお、キャラづくりはどの順に行ったかとの質問に対しては、御影と主人公を作って、明日香、礼央奈、真尋の5人で進めていたが、後から志津香先生も追加したとのことでした。後から追加することもあるのだなと感じながら編集部はモニターに視線を戻しました。ところで、本作の文中にはお嬢様と雄嬢様の表記がみられますがこれは表記ゆれではなく、混乱を避けるための配慮だったそうです。

キャラづくり以外にも、いつもの女装作品と作り方で異なった点はあったのですか？との編集部の質問に、「主人公がヒロイン一人と結ばれるストーリー展開だったので、他キャラとの絡みは少ないようにしたいと思って作った」とのことでした。

|女装の世界は複雑怪奇

本作には学園内にトイレが登場しますが、女装をした彼女たちはどちらを利用するのか。学園内にあるトイレはすべてジェンダーフリートイレだとのこと。しかし、編集部は疑問を抱きます。

（というか、全員女装なのだから実質男子トイ……やめておこう）編集部はその疑問を引っ込めました。女装の世界は複雑怪奇です。また、明日香さんと真尋さんは兄弟ではなく正確には姉妹だとの解説が混乱に拍車をかけます。それにしても、この姉妹の仲睦まじさはなかなかに見目麗しくこのカップルもアリなのでは？という感情も浮かんできます。好意的な感情で満足を感じると同時にまたも疑問が浮かんできます。明日香さんと真尋さんのカップリングも近親相姦になるのか。その結果生まれた子供はどういう存在なのか。目の前で手をつなぎ、仲睦まじい姉妹を見ながらそんなことを思っていました。